BUELL XB12Scg マフラー交換 JARDIN RT1

BUELL XB12Scgのノーマルマフラーは、音量は静かで、音質は特徴的で、とても気に入っていたのですが、やっぱり迫力がない。

ハーレーのツインらしい乾いた排気音と鼓動を感じたい。



本国のサイトでも、耐久性以外の評判は非常に良く、 日本でも比較的入手しやすい、JARDINのアルミ製スリップオンマフラーをつけてみる事にしました。



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純正マフラーとJARDINのマフラーの大きさの比較。

重さの違いも見れば想像できますね。



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マフラーを止めている土台ですが、ステーの中をオイルラインが通っているので、ステーを切断してラインを抜きました。



交換後走ってみた感想:

音はでかいです。(笑)

ドドドン!と衝撃波の用な迫力ある排気音です。 でも乾いたハーレーサウンドとは全く違う。

音質的には良くない。好みではない。

走ってみると・・・、バックファイヤーがボンボンとひどい。

中低速が減っているような気がする。

街乗りの低速走行で、ギクシャクするし、アクセルを開けた直後の丼付きがひどくて乗りにくい。

サーキットで全開走行してみたが、高速の伸びも良くなった感じはしない。

全体的にパワーは落ちているような気がする。





まぁ、見るからにただのアルミの筒で、何かテクノロジーがつぎ込まれているようには全く見えないので、性能アップは期待できないと思います。

あまりにうるさいので、バッフル入れてみましたが、やっぱり音質的に納得できない・・・。



やっぱりBUELL純正のレースマフラーかな・・・。









BUELL XB12Scg 前後サスペンション交換

2007年式 BUELL XB12Scg。

とっても楽しいバイクですが、乗り心地が非常に悪い。

サスペンションが固く感じる。

安定感がなく、なんか怖い。

サーキットを走ってみたら、ストレートはものすごく不安定で、ものすごく怖い。

コーナーでは、加重がかかると破綻しそうで、ものすごく怖い。



前後ともセッティングは色々試してみるが、どうにも妥協できるセッティングが出ない。



こんなものなのかなー、いやこんなはずない、何かがおかしい、と思いながら、よくよく調べてみると、 Scg と言うモデルは、SやRよりもフロントで約4センチも短い短足サスペンションが点いている事が判明!

リアサスも短足バージョンのショートサスが点いている。

スプリングの色も違うので、知っている人なら比較すると一目瞭然。

おまけにシートもローシートが付いているので、レザースーツを着ると、ひざの曲げ角がきつすぎてステップに足を載せづらくてのても乗りにくい。



やっぱり何かがおかしかった・・・ 。



そこで知り合いのBUELL博士に相談して、前後ともRのサスペンションに交換する事にしました。

さらに、交換するにあたって、中古で手に入れたフロントフォークとリアサスを、スクーデリアオクムラさんに送って、フルオーバーホール+MEチューニングと言うヤツをやってもらった。



サスペンションのチューニングなんて、初めて。

僕も大人になっものだ。(笑)



そして出来上がって来たフロントフォークとリアサスを、これまた知り合いのBUELL博士に頼んで取付をやっていただきました。m(__)m 



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これが短足リアサス。スプリングが黄色です。



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リアサスの上下のボルトを緩めます。

めちゃ固いですし、インチ工具のロングビットが必要です。

帽子の方がいつもお世話になっている、ビューエル博士です。

ビューエルの事を何でも知ってらっしゃいます。



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落ちないようにジャッキをかましておいて、

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リアサスを抜きます。

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長さを比較してみるとこの通り、



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フロントフォークも外します。

ホイールに傷がつかないように養生します。

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こいつが短足フロントフォーク。

ばっと見ただけでも明らかにストロークが短い。



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強化スプリングに交換してもらったので、余ったノーマルスプリングです。



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そして出来上がり。

すこし足が長いのがわかりますか?



後は、短いサイドスタンドもSかRの物に交換して、シートもローシートもSのノーマルシートに取り替えれば出来上がりです。



総観:

オクムラさんでチューニングしていただくにあたって、サーキット走行を視野に入れたチューニングをと注文した為か、とても固いです。(^_^;)

特にリアが固すぎます。ドタバタした感じは直りませんでした。

フロントはやっぱりしっかりしました。



サーキットで走ってみたところ、リアサスがドタバタと落ち着きがない、特に高速域は前後とも破綻しそうで怖い、路面追随性が悪くストロークの少ない感じがする、などのBUELLの基本的なキャラクターは変わっていませんが、短足サスペンションよりは遥かにマシです。



これが皆さん言っていた、BUELLらしいコーナリングなんだなと実感しました。

ピタッと決まった時は確かにコーナーが楽しいです。

低中速コーナーがとても楽しいバイクになりました。



これからBUELLに乗ろうと思っている方、町中のチョイ乗り以上の乗り方をする人はCGモデルは避けた方が良いですよ。

若者のクルマ離れ、バイク離れ。

2007年式BUELL XB12Scg。



見た目でやられて、試乗でやれました。(笑)



ほぼ衝動買い。



今までに経験したことのない、乗る事自体が楽しい不思議な魅力を持った変態バイクです。



初めての外車バイクですが、ちょうど国産のバイクに飽きてきたところでした。



個人的感想として、国産車って、基本的にみんな同じで、良く出来たバイクばかりですが、モーターのように回る味気ないエンジンと、街乗りでは永久に欲求不満がたまるだけで、全然面白くない乗り味。

4輪車も同じですが、最近の国産車はどれも全く個性がない。

確かに速くて、丈夫で、安いが、面白くも何ともない。



普段の足として使う耐久性やメンテ費用の安さ、サーキットで速く走りたいなどが目的なら絶対に国産車でしょう。



若者のクルマ離れ、バイク離れが話題になっている昨今ですが、最近のクルマやバイクを見ると、それも仕方がないように思えます。

僕はクルマとバイクの為に生きているような人間ですが、はっきり言って最近のクルマやバイクには全く興味がわきません。



国産ディーラーにクルマを見に行くと、家電量販店で嫁と一緒に冷蔵庫を買いにいった時と同じ気分になります。

どのクルマも色以外は基本的に同じに見えます。

外観もたいした違いはありません。

試乗してみてもほぼ同じに感じます。



つまり、

はっきり言ってどれも同じだし、生活に必要だから買うだけで、僕としてはそもそも本当は買いたくないので出来るだけ安いヤツがいいと思うだけで、けっして魅力を感じてわくわくするような買い物ではない。



今の冷蔵庫を買った理由:

1、必要なサイズ

2、そのクラスで一番お値打ち

3、省エネタイプ

4、ステンレスボディーで何となく今風の外見

5、お店は単に近所だったから

以上



今やクルマやバイクもほとんどの人がこんな理由で選んでいるのではないでしょうか?



これは若者がクルマやバイクから離れたのではなく、自動車メーカーが家電メーカー化してしまっただけではないでしょうか?



きっと40年前の若者は、冷蔵庫や電子レンジをわくわくしながら、選んで買って、その家庭では自慢の機械だったのではないでしょうか?



近い将来、電気自動車になって、松下モータースがクルマを作り始めたら、世界最強の自動車メーカーになるのではないでしょうか?



日本車メーカーも、低価格とエコ以外の、なにかもっと魅力的で、個性的で、特別な付加価値のある自動車を作らない限り、近い将来は第三世界の自動車メーカーの低価格にやっつけられて、アメリカ車のように絶滅してしまうのではないでしょうか?



日本人が自動車、バイク、電気製品から興味が無くなったら、もう日本人が日本人ではなくなってしまうと思います。

自動車、バイク、電気製品は単なる商品ではなく、「モノ作り」として、日本人の最大のアイデンティティーなのではないでしょうか?



日本人の知恵と技術で、誰にもまねできない、魅力的でわくわくする次世代の工業製品を作り出していくであろう事を信じています。