ALPINE H701/H800 DSP デジタルサウンドプロセッサーの調整 サウンドセッティング 音調整

他店で取り付けたカーオーディオの,音調整のみのご依頼で入庫のSAI。

カーオーディオプロショップにて取付の,ALPINE H701 DSP デジタルサウンドプロセッサーの調整 

ずーと、あーでもない,こーでもない、と,取り付けショップのスタッフはもちろん,知り合いのアルパインの社員さんとまで、いろいろ設定をいじってきたそうですが,

どうにもおかしいなー、とずーと思っていたそうで,

今回ついに本気でサウンドセッティングをする気になったそうです。

 

カーオーディオの,サウンドセッティング 音調整

 

デジタルプロセッサーの調整は,

クロスオーバー,タイムアライメント,グラフィックイコライザーがメインになりますが,その他にも色々と設定があります。

音調整と言うより,基本設定がそもそも,めちゃくちゃだったので,調整を始めることができませんでした。(>_<)

(なんと,左のツイーターから,左のミッドの音が出てました・・・)

がんばって,基本設定を直して、最初の1日目は終了。(汗)

th_IMG_2413

で,

プロセッサーのサウンドセッティングをやる前に,

お約束の位相チェック!

スピーカーの位相って何?

簡単に言いますと,スピーカーのプラス/マイナスの端子が正しく配線されているかを確認する作業です。

スピーカーのプラス/マイナスは,まちがえて逆に接続しても、実は壊れませんし,普通に音も出ます。

ただ,スピーカーの動きが全く逆になるのです。

これを逆相と言います。(スピーカーを裏返して聞いている状態です。)

 

人間の耳や目では判断できませんので、位相チェッカーという機械を使用します。

th_IMG_2428

 

意外と良くある事なのですが、

このクルマは、運転席のドアのスピーカー,助手席側のツイーター,リアの左スピーカーのプラス/マイナスが逆に接続されていました・・・。

スピーカーを外して,配線を直すよりも,パワーアンプの出力のところで配線を直すことにしました。

理由は,今回はパワーアンプ2台のゲイン調整も依頼されていますので,どのみちアンプの配線をバラしますので。

 

カバーで隠されたアンプを外してみました。

th_IMG_2461

アンプの固定はなんと,両面テープ。

th_IMG_2462

直しておきました・・・。

 

 

次!

パワーアンプのゲイン合わせです。

ゲイン調整も人間が耳で聞いても不可能ですので、オシロスコープとデジタルテスターで測定して,パワーアンプのゲインを調整します。

ゲイン上げすぎでハンパない信号の歪み方です・・・。

th_IMG_7275

アンプのゲインを上げすぎて,音楽信号がクリップすると,普通はこんな波形になるのですが,

 th_IMG_7272 

このアルパインのPDXアンプは,小型でハイパワーを優先したクラスDアンプなので,ほんのちょっとでもゲインを上げすぎると,

こんな感じで、ひどい歪み方をします。

なので、クラスDアンプは、ゲインのセッティングが特にシビアなアンプと言えます。

th_IMG_7277

 

今回、特にご希望の,タイムアライメントの調整です。

「ボーカルがダッシュボードのセンター,フロントガラス付け根あたりで完璧にフォーカスして欲しい」と,

この、斜め下に向いて取付けてあるツイーターの取り付けでは,ちょっと無理があるのですが・・・

できるだけガンバリます。

th_IMG_2629

わたしが,ガジェット好きなだけではありませんよ!

ミリ単位で,正確に距離を測る為には,これは必需品なのです!th_IMG_2193 

レーザーで距離を測る,レーザー距離計?th_IMG_2194

レーザーポインターとしても使えそうですね。

th_IMG_2186  

こんな感じで,スピーカーにレーザーをあてて,距離を測ります。

th_IMG_2423

完璧に正確な距離が測れます。

th_IMG_2422

 th_IMG_2421   

計測した数値を元に,最終的には聴感で微調整します。

 

 

続いて、グラフィックイコライザーの調整。

アルパインのH700プロセッサーもサウンドナビプレミや、H800 と同様に,左右独立で,31バンドのグラフィックイコライザーの調整が可能です。

th_IMG_2626

右と左のスピーカーを別々にイコライザー調整するわけです。

もちろん最後には,すべてをブレンドしたセッティングを出して完成になります。

長時間,大音量のピンクノイズにさらされながら,RTAのサウンドセッティングをしますので、聴覚保護の為のヘッドセットは必需品です。

th_IMG_2283

 いつも通り、運転席にマイクを立てて,リアルタイムアナライザーで計測しながら,イコライザー調整をします。

th_CIMG0492 th_CIMG1070

 

このくらいが,限界でした。

超高域と、超低域は,どうがんばっても,画面に表示されませんでした・・・

マイクで拾えないほど出ていないのです。
(つまり聴こえない)

ツイーターの取り付け角度を直す事で、高音域は改善できそうです。

トランク内のサブウーハーがほとんど車内に聞こえてこないのが原因と思われます。

th_IMG_2636

だいぶ裏技も使って,ねばって、ここまで,セッティングしました。(^_^;)

th_IMG_2639

続きはまた後日のブログで!

 

カーオーディオの音調整は,ホットワイヤードまでお気軽にご用命下さい!

デジタルサウンドプロセッサーの調整一式:35000円〜

ご予約はメールにて承っております。

 

 

 

 

 

<!–

p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 13.0px ‘Helvetica Neue’; color: #1d1d1d; min-height: 15.0px}

p.p2 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 13.0px ‘.Hiragino Kaku Gothic Interface’; color: #1d1d1d}

p.p3 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 13.0px ‘Helvetica Neue’; color: #dca10d}

p.p4 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 15.0px ‘Helvetica Neue Light’; color: #1d1d1d}

p.p5 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 15.0px ‘Hiragino Kaku Gothic ProN’; color: #1d1d1d}

p.p6 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 15.0px ‘Helvetica Neue Light’; color: #dca10d}

span.s1 {font: 13.0px ‘Helvetica Neue’}

span.s2 {color: #1d1d1d}

span.s3 {font: 15.0px ‘Helvetica Neue Light’}

span.s4 {font: 15.0px ‘Hiragino Kaku Gothic ProN’}

–>

 

フォトギャラリーは、HOT WIRED の FACEBOOKページでご覧頂けます。

https://www.facebook.com/pg/hotwiredjp/photos/?tab=albums 

 

 

HOT WIRED co., ltd. all rights reserved 2015

*********************************************************

HOT WIRED (ホットワイヤード)

〒455-0801 愛知県名古屋市港区小碓(おうす)1-424

TEL:052-355-9669 FAX:052-355-9449

営業時間:PM2~ PM8、不定休

424-1 OUSU MINATO NAGOYA AICHI, JAPAN 455-0801

TEL:81-52-355-9669 FAX:81-52-355-9449

information@hotwired.co.jp

http://www.hotwired.co.jp

http://www.facebook.com/hotwiredjp

http://www.youtube.com/hotwiredweb

*********************************************************

カーオーディオの音調整 サウンドチューニング

HOT WIREDでは,音調整(サウンドチューニング)のみのご依頼も承っております。



当店でオーディオカスタムされた車両にはすべて無料で行なっている音調整です。



内容は,搭載されているオーディオ機器によってできる範囲が違ってきますが,基本的に,



全スピーカーの位相チェック

ヘッドユニットのゲイン調整

アンプのゲイン調整

クロスオーバー調整

タイムアライメント調整

イコライザー調整

など

です。





音調整は,人間の耳だけでは不可能なので,様々調整用機材を使用します。

以下にHOT WIREDで使用している調整用機材の一部を紹介します。







ゲイン調整はオシロスコープを使用して行ないます。

歪みのでないオーディオシステムに調整するには必須の調整になります。

アンプのゲイン調整は耳で適当にやっている人が多いですが,

ダメです。(笑)

P1010491




イコライザー調整には,リアルタイムアナライザーを使用します。

31バンドの周波数をそれぞれ目で見ながら調節して行きます。

P1010494







イコライザー調整などには,運転席にマイクを耳の高さに立てて調整します。

P1010495






アルパインのマルチメディアマネージャーH701で,イコライザーの調整中。

P1010496










メーターパネル製作

DEFIのメーターと,アルパインのマルチメディアマネージャーH701のコマンダーをインパネに埋め込む為の,メーターパネルを製作しました。



仕上げはワンオフのドアパネルに使用した生地と同じ,シルバーのディンプルのレザーで仕上げました。



製作期間にずいぶんかかってしまって,長らくお待たせしてしまいましたが,オーナーさん,満足してくれるかな?



P1010369