バックプロテクターとチェストプロテクター

バイクに乗る際にヘルメットを着用するのはあたりまえですが,私は,バックプロテクターとチェストプロテクターも着用しています。

バックプロテクターとは,脊髄パッドとか脊髄プロテクターなどとも呼ばれるものです。

要するに,背骨およびその周辺に集中している重要な神経を事故の衝撃から守る為に身につけるプロテクターです。

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裏側は蒸れにくいようにメッシュの生地。th_IMG_0077

肩にゴムのストラップを通して,腰の部分にはコルセットの様なベルトで胴体を締め付けるように固定して装着します。

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装着すると,こんな感じ。
首の下から尾てい骨あたりまで保護されているのがわかります。

プラスチックでできた,鎧の様な甲羅を背負っている様な感じです。

下から3番目と4番目の甲羅の間は,ピボットになっており,ライディング時に腰をひねってもある程度追随するように設計されています。
IMG_2547.JPG(変換後)

ちなみに,これは、ダイネーゼの NEW BAP 2000/8

ウエストサイズ M
 174cm、痩せ型で着用した感じでは長さは丁度いいです。
ウエストベルトは相当ふくよかな方でも大丈夫です。(^^)
 
 
私の場合は,鈴鹿サーキットを走行する時に使用しています。
本来はストリートでもこの様なバックプロテクターを着けるべきだと思っていますが,実際には着けて走ったことは、
ないです・・・。
 
16才の頃は,ケガをしても自分の体はほっとけば自然に直るけど,壊れたバイクが自然に直ることはないので,バイクのことばかり心配していましたが,何度も痛い目を経験した結果,今では全く逆の考えになりました。
お金で買える安全はためらわずに買えば良いと思っているので,今まで色々なプロテクターを使用しました。
その上,プロテクターフェチなので現在でも必要以上にたくさんのプロテクターを所有しています。

バイク用のプロテクターと言うのは,意外と、これ!と言うものがなく,いつも苦労して探しています。

ほとんどのプロテクターは,よく見ると,とてもちゃちな子供ダマシに近いものばかりなのです。(T_T)
ないよりはマシかな?的なものばかりですね・・・。

そもそも,ただのゴムやプラスチックでどの程度保護になるのか,何の実験データも提示されていないし,どう見ても薄すぎるもの,必要な範囲をカバーしていないもの,素材的に衝撃や摩擦に耐えられそうにないもの,
ばかりなんです・・・(>_<)

もちろん日々技術が進歩していますし,プロテクターに対する考え方自体も変化していますから,これがベスト!言えるものは無いと思いますが,製造メーカーも、もう少し真剣に考えてくれても良いのではないか?と思える商品ばかりで残念です。

そんな中で,とりあえず、厚みがあって,できるだけ広範囲をカバーしていて,動きやすさもあり,プラスチックの甲羅も強そうだし,腰のベルトもがっちり固定できるので,このDAINESEのBACK PROTECTORを使用していました。

ダイネーゼは有名なイタリアのプロテクター専門のメーカーで,モーターサイクル用のプロテクターだけでなく,ボーダークロス用のボディーアーマーやマウンテンバイク用のプロテクターもたくさんあります。

もちろんレザースーツも有名ですし,何よりデザインがカッコいいのが好きです。(^^)

ところが,残念なことに,あまりお店で売っていないのですよねー。

ダイネーゼに限らず、ALPINE STARS、SPIDI、REV’IT、など,MOTO GPなどのレースで実際に使用されている有名でカッコいいバイク用ウエアーのほとんどが日本では入手困難なのがとても残念です。

名古屋にはクシタニがありますし,長島にはBERIK/ARLENNESSのショップあるし,ダイネーゼショップもありますので,まだマシですね。
ダイネーゼショップは,前のHOT WIREDのお店のすぐ近くの,若宮大通り沿い,昔にモスバーガーがあったところです。(^^)
特に着るもの/履くものは、実際に着用しないで通販で買うと必ず後悔するで,通販はしないことにしています。

それよりも,最近は,ニセモノや不良品が堂々とインターネットで安売りされているので,怖くて買えません。
安売りネット通販では何度も痛い目にあっています(笑)ので,性能にかかわるものは絶対にネット通販では買わないことにしています。

DAINESEのバックプロテクターの前は、コミネのボディーアーマーの背中部分だけを外して,バックプロテクター部分を使用していましたが,明らかに見た目も薄かったし,数回の脱着でジョイント部分のプラスチックが外れてしまい,プラプラになってしまいました。

でもコミネは,今でもニーシンガードや肩パッドなどを使用していますし,たくさんの種類のプロテクターをラインナップしている,好きなプロテクターメーカーのひとつです。

 

そして,最近急速に普及しているのが,「チェストプロテクター」です。

バイクの事故による死因のナンバーワンはもちろん頭部への損傷なのだが,実は胸部への損傷による死亡事故は頭部と同じくらい多いのだ。

思い出されるのは、世界GPまで上りつめた日本人レーサー,「ノリック」が,公道上でのバイク事故で死んでしまったは,胸部の損傷が原因だったそうです。

こちらは,警視庁の発表。東京都の場合。2rin_t_08

サーキットでも,薄い皮でできたレザースーツの下はほぼハダカなので,胴体はまったく無防備な状態で300キロ近いスピードでスポーツ走行をしているわけだ。

 

残念ながら,チェストプロテクターは,バックプロテクターよりもさらに選択肢が少ないので,色々探して,これにしました。

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TAICHIのチェストプロテクター。 8ミリの分厚い方です。

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内部はアルミと樹脂のハニカム構造になっていて,衝撃を吸収する構造になっています。

胸だけでなく,脇腹の方にもプロテクターが伸びているのも良い点です。

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このチェストプロテクターは,サーキット専用に使用していますので,レザースーツの下に押し込むだけ。

だから,固定用のマジックテープやホックは無いのです。

実際に着用してみると,
はっきり言って胸の中心だけしか守れない感じのサイズで,正直小さすぎると思う。
やっぱり無いよりはマシって感じ・・・。

 

しかし,MOTO GPを注意深く見ていると,たまにピット内の映像でチラッと見えるプロのレーサー達の着用しているチェストプロテクターは,明らかにもっと大きいのだ!

胸の面積も大きいし,上下にも長くて、胴体全体を守るようになっているように見える・・・。

 

そんな感じで,いつももっと良いプロテクターはないかな? と探しているのですが,なかなか良さそうなものを見つけました。

それは,こちら。

フォースフィールド レースライト・チェスト・プロテクター

http://www.respro-jp.com/forcefield_index.html

th_IMG_1494

◎本来バックプロテクターのみに摘要される、より高いレベルのCE規格「EN1621-2Level 1」テストをクリア。他ではない高い保護性能を実証。

と,明記されている。

めずらしく,ちゃんと実験をして,強度を実証して,データーを公表しているメーカーである。

明らかに面積が大きく,保護している範囲が大きい。

 

ところが、またまた残念なことに,このメーカーの商品,どこにも売っていないのだ・・・。(T_T)

購入方法はネット通販のみ・・・。(T_T)

しかも,返品/返金はしません,的な感じ・・・。

本当はちゃんと着用して,確認してから買いたいんだけどね・・・。

 

で,実際にレザースーツの下に着用してみるとこんな感じ。

th_IMG_1496

 固いプラスチックではなく,やわらかい素材です。

表現がむずかしいですが,ゆっくり変形する、硬い低反発みたいな。 暖かくなるとやわらかく,寒いと少し固くなります。

胴体に固定する為のストラップも付属してきますが,私はサーキットでしか使用しないので,レザースーツの下に差し込むだけ。

レザースーツはタイトフィットなので,固定しなくてもずれることはありません。
むしろ,レザースーツがきつい人は分厚くて入れられないかも?

首の下から,胸全体,お腹の上のみぞおちくらいまでと脇腹までカバーできて,気分的な安心感はかなり向上しました!

正にボディーアーマーと言う感じ。

 

そしてもうひとつ,同ブランドから販売されているバックプロテクターも入手!

バックプロテクター・Pro Sub4

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◎バックプロテクターに適用されるCE規格「EN1621-2 」でも更に高いレベルの「Level 2」テストをクリア。

◎身体側に伝えられる力は、基準の9kNを遥かに下回り、世界初の、衝撃伝導力3.38kN。

と,こちらもCE規格および実験データが明記されています。

th_IMG_0039 th_IMG_0038

まだダイネーゼのバックプロテクターを買ったばかりなのですが,そんなことは関係ない。

 

 

実際に着用してみると,こんな感じ。

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背骨を保護する,と言うよりも,背中全体を保護する感じです。th_IMG_1488

厚みもかなり分厚いので,スゴく守られている感じがします。

安心感満点!

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ただし,このバックプロテクターとチェストプロテクターを装着すると,かなり分厚いので,レザースーツがきつくなることは間違いないです。

パツパツで,ひとりではレザースーツの脱着ができないくらいになってしまいました。

皮は伸びるので,そのうちな馴染むでしょうが,ぼくも最初は苦しく感じました。

でも今はもう慣れました。(^^)

夏ははっきり言って暑いですが,この安心感には替えられません!

 

今回は,サーキット用のバックプロテクターとチェストプロテクターをご紹介しましたが,またの機会にストリート用のバックプロテクターやチェストプロテクターなどの装備のご紹介もできればと思います。

皆さんも安全運転を!

 

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世界で最も速度の速いサーキット トップ10

鈴鹿サーキットは、去年50周年でした。
コース全長は4輪で5.807m、2輪で5.821m。

F1も開催される,日本が誇る,本格的なインターナショナルレーシングサーキットです。

2輪の方が少し全長が長いのは,2輪はシケインが2カ所あるからだと思う。

シケインとは,速度が上がりすぎて危険になった箇所に意図的に作ったクランク状の小さなSの字カーブで,一旦そこで1速まで減速させることでスピードを落とさせる,安全対策である。

2輪は西コースにもシケインがあるし,最終コーナー手前のシケインも、4輪用のシケインよりも少し奥に2輪用の,よりきつい角度のシケインがあり,よりスピードを落とさせる設計になっている。

 

2015年からはホンダがF1に復活するそうで,やっと日本のメーカーがF1に復帰できる見通しになりました。
今は日本のメーカーががいないんですね・・・。(T_T)

2015年からは,バンコクでもF1をやるそうなので,きっと今どこかに、とんでもなくステキなサーキットを作っているのでしょう。

マレーシアもステキなサーキットがあるし,タイでもF1やるなら,もう日本なんか行かなくてもイイじゃん,
って言われないように、
がんばれニッポン・・・(T_T)

 

こちらは、ウェブで見つけた,世界で最も速度の速いサーキット トップ10を紹介しているページ。

http://www.mens-w.com/the-top-10-fastest-formula-one-tracks/6/

 

鈴鹿サーキットは世界で5番目のハイスピードサーキットだそうです。

平均速度が222キロだって・・・。

でもこのページの情報は少し間違っています。
情報が古いのか,コースレコードは、2005年のライコネンの1,31.54秒となっていますが,本当は2006年にシューマッハが出した,1’28.954秒です。
(2分28秒でも結構速いのに,あり得ん・・・)
トップスピードも320kmとなっていますが,今はたぶん340kmくらい出てると思います。
ちなみに,2輪のコースレコードは,2012の全日本ロードレース選手権で秋吉 耕佑選手が出した, 2’06.401秒。 
マシンは, HONDA CBR1000RR。

 

F1がどれほど圧倒的に速いか、おわかり頂けるだろうか?

 

 

SUZUKA CUIRCUIIT is the top 5…
the information needs to be updated…
the fastest record is not 1,31.54s by Kimi Raikkonen in 2005.
its 1’28.954s by Michael Schumacher in 2006.
the top speed of the track would probably gone up to 340km/h now also.

motorcycle by the way is 2’06.401s by Kousyuke Akiyoshi in 2012 with HONDA CBR1000RR.

 

 

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