2015 EMMA JAPAN FAINAL & 2015 EMMA ASIA – JAPAN ROUND 国際ハイエンドカーオーディオコンテストの模様リポート


ヨーロッパ規格の世界共通フォーマットで競う、国際ハイエンドカーオーディオコンテスト、EUROPEAN MOBILE MEDIA ASSOCIATION

EMMA JAPAN 2015のジャパンファイナルと、アジア選手権のEMMA ASIA 2015のジャパンランドが同時開催。

FUJI SPEED WAY で開催された、2015 EMMA JAPAN FINAL & EMMA ASIA JAPAN ROUND.

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こちらもややこしいのですが、国際カーオーディオの音質コンテストの、EMMA の、日本国内だけのコンテストの EMMA JAPAN と、

アジア各国合同で順位を競う、アジア選手権の、EMMA ASIA の JAPAN ROUND が、同時開催されたわけです。
(解りにくいなー・・・)

 

まず、エマってなに? ってのは、こちら とか見てみてください。

EMMA というのは、EUROPEAN MOBILE MEDIA ASSOSIATION の略で、ドイツに本部がある、ヨーロッパ統一規格の、ハイエンドカーオーディオのコンテストです。

簡単に言うと、カーオーディオの高音質と取付技術を競うコンテストです。

 

EMMA ASIA にエントリーすると、世界各国から選ばれた10人ほどの外国人ジャッジが、日本のエントリー車両の音質と、インストレーション(取付)を審査します。

音質に関しては、2名のジャッジが、2回審査します。

使用する機材や、メーカー、ブランドの制限もありません!
(パイオニアも三菱もFOCAL も、自社の商品を買った人を喜ばせるためのイベントなので)

EMMA ASIA は、全く利害関係のない、ベテラン外国人ジャッジが、世界統一規格のルールに則って公正に審査するわけです。

 

つまり、

カーオーディオの音の好みだとか、評論家の主観だとか、日本人ジャッジのレベルだとか、メーカーと参加ショップの大人の事情だとか、いろいろ忖度がある日本のカーオーディオと、カーオーディオのコンテストにおける問題点と、

「本当の Hi-Fi サウンドってなに? ハイエンドカーオーディオってどんな音? 高音質ってどんな音になれば正解なの? つまり、良い音ってなに?」

と、言う永遠の議論に、

白黒はっきりさせてもらえる、唯一のサウンドコンテスト

なわけです。

なので、HOT WIREDのデモカーは、国際統一規格のEMMA と IASCA だけにエントリーしています。

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昼間なのに、懐中電灯で照らして、細かく審査する、取付審査のジャッジ・・・。

取付の安全性や確実性も重要な審査の対象です。
(カッコ良くついてりゃいいって訳じゃないんです。)th_GOPR6936

 

今回、HOT WIREDから、EMMA ASIA にエントリーしたのは、

BMW 318i が、マスタークラス(金額無制限クラス)

と、その下のクラスにあたる、アドバンスクラスに、できたてほやほやの、シトロエン C4。

HOT WIREDのデモカーのBMWについては、こちら に詳しく書いてますので、是非見てください。

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アドバンスクラスにエントリーした、シトロエンC4は、惜しくも入賞できませんでしたが、取り付け審査では、クラフトマンシップも含めて、MAX OUT (満点)をとりました。(^^)

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マスタークラス(金額無制限クラス)にエントリーの、BMWは、

2013年、2014年と、2年連続優勝していますので、

今年も優勝できれば、3年連続優勝です。(^^)

去年の様子は、こちらこちら、をご覧下さい。

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ノルウェーのジャッジにお願いしておいた、COLGATE のハミガキとガム。 
(なぜハミガキを欲しがるのかみんなに不思議がられますが、単純に、「日本では絶対に買えないから」です。)
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重要なデモカーのコンテストなのですが、

実は私は、EMMA JAPAN のコンテストのジャッジに任命されていて、自分のクルマはほったらかしになってしまいました・・・。(泣)

EMMA JAPAN のエントラントみなさまのクルマを審査させていただいている間に、自分のクルマは、外国人ジャッジが勝手に審査して、終わっていました・・・。(T_T)
(音は出るようにセットしておいたので、iPod刺してボリュームさわるだけですから大丈夫でしょう。)

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インストレーション(取付)の審査だけは、英語で説明する必要がある為、その時だけ、呼んでもらえました・・・。(^^)

MASTERクラス(金額無制限)のインストレーション審査は、ドイツのEMMA国際ジャッジでした。

EMMAはドイツが本部です。

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シトロエンC4の取付審査は、フィリピンのEMMA国際ジャッジ。(懐中電灯で奥まで照らして厳しく見る人)

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そんなわけで、ジャッジのお仕事をしている間に、自分のクルマの音質審査は勝手に終わってしまっていたわけで、

自分が音質ジャッジとしてお仕事をして、同時に自分で2台のクルマを国際コンテストにエントリーして、他のエントラントの英語の通訳もやるってのは無理だという事が良くわかったわけすが、

 

日が暮れてあたりは真っ暗になってしまった表彰式で、マイクで呼ばれたので、チャリで急いでステージまで。(^_^;)

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優勝しました。(^^)

結果オーライ、という事で。(^^)

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ヨーロッパのEMMA本部から任免されて来日した、ベテラン外国人ジャッジ達による、世界統一基準の厳正な審査の上、

正式に、

3年連続、日本で一番高音質なカーオーディオの認定をいただきました。(^^)

グローバルスタンダードで生きたいのです。
ガラパゴスコンテストで優勝しても意味がないんです。

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お客様の車両も入賞!

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良かったら、こっち も見てください。

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あとは、アジア全体での順位が問題なわけですが、(去年は日本で優勝と言っても、アジア全体では10位でギリギリのベスト10入りだったわけで・・・)

アジア選手権は、すべての国でのコンテストが終わってから、たぶん最後のバンコクで、11月末頃?、現地では超盛大に発表されると思います。

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追伸:

カーオーディオコンテストにエントリーしている車両は、何十万もするヘッドユニットを使用している人が普通です。

BMWはCDプレーヤーがないシステムで、外国人ジャッジが持参したiPodのデータで審査されました。(^_^;)
さすがに、3年連続でヨーロッパのベテランジャッジ達の厳正な審査で優勝しましたので、他の有名カーオーディオショップの社長や業界関係者も試聴にきてくれました。

みなさんのお話を伺っての、

結論。

パイオニアコンテストを筆頭に、今まで日本人だけで頑張ってやってきたコンテストで良しとされていた音質は、日本独特の物だったようである。。

日本の評論家などが良いとしている音は、ずいぶんと違う物だった。。

教わってきた音がそもそも、間違だったかも知れない。
少なくとも、グローバルスタンダードとはまったく違うものだった。
と、言う事でした。

日本で音質系カーオーディオというと、小さめな音量で、コンパクトなステージをダッシュボード上に作るようにと教わってきたので、特に低域が少なすぎで、音数が少なく、ステージが狭く、音量が小さくて音に迫力が無い。

国際規格のカーオーディオコンテストでは、サウンドステージは、車体を超えて出来るだけ広く、奥行きはボンネットの先まで深く、高さはダッシュボード上に水平に、ボーカルはダッシュボード中央に定位して、各楽器がダッシュボード上に正しい位置関係でフォーカスして、低音はドッカーンと迫力たっぷりのディープな鳴りっぷりかつまるでインパネの奥にウーハーが設置されているかのようなフロントベースで、大音量かつ静寂なカーオーディオを目指してしています。

音源のスペックや機械の性能やブランドイメージ、商品の価格、理論にこだわっているが、結果的に正しく再生できていないシステムが多いわけです。。。

 

私が思ったこと。
コンテストにおいては、「良い音」という表現がすでに間違っていて、
最終的に求めるべきものは「正しい音」だった。

正しい音=良い音

 

 

ご協力頂きました、みなさま。

ありがとうございました。(^^)

 

 

Emma Japan 2015 の公式発表リザルトはこちら!

http://jcaca.or.jp/result/result2015/acg2015final

 

 

 

 

 

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カテゴリー: サウンドコンテスト(EMMA/IASCA)   作成者: hotwired パーマリンク

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2015 EMMA JAPAN FAINAL & 2015 EMMA ASIA – JAPAN ROUND 国際ハイエンドカーオーディオコンテストの模様リポート” への2件のコメント

  1. こんにちは。アイアスカの今を楽しく見させて頂きました。
    私もIASCA JAPAN発足当初から数年間役員を携わって来ましたので、非常に興味がありました。
    おっしゃる様に、日本の基準が世界の其れとズレている件ですが、誠であれば残念なことですね。ただ、発足当時は日本でも上記にある世界基準その物を求めていたと記憶しております。長い時の流れの中で、多種に渡る利害関係の中で変化してしまったのかも知れませんね。
    その昔?(笑)私は訳あってアイアスカからは離れてしまいましたが、当時と比べ、非常に本格的に進化したきょうぎかいのなか、皆さん楽しく頑張っている様で微笑ましく感じました。
    頑張ってくださいね。

    • コメントありがとうございます。
      IASCAは今もアメリカ発の世界基準を貫いています。
      審査用CDの楽曲も2000年とほとんど同じです。
      私は、2013年にIASCAの本部の代表から直接トレーニングを受ける機会をいただき、改めてIASCAジャッジ資格を取得しましたが、大変勉強になりました。
      IASCAは、ルールの統一には非常に頑なで、簡素化するなどの勝手なローカルルールは絶対にしないでくれと言われました。

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