カーオーディオのサウンドセッティング(音調整)でご来店頂きました。
トヨタ ランドクルーザー プラド
他店でご購入,取付をされたカーオーディオですが,音調整のみのご依頼です。
パワーアンプは,AUDISONAの5.1。
スピーカーは,FOCAL 130KR。
サブウーハーは,ROCKFORD FOSGATE PUNCH の8インチが一発。
ヘッドユニットは,パイオニアのサイバーナビ。
今回のサウンドセッティングのメニューは,ヘッドユニット上でできる調整をすることにしました。
サイバーナビに内蔵のプロセッサーで、できる範囲のセッティングをします。
本来は,ヘッドユニットとパワーアンプのゲイン調整を最初にしておきたいのですが,パワーアンプの取り外しが困難だった為,オーナー様とご相談の上、今回はアンプのゲイン調整はなしにしました。
ゲインの正確な設定には、オシロスコープなどの機械が必要になります。
数値や波形を目で見てセッティングしないと,耳でのセッティングは非常に困難です。
ヘッドユニットやアンプのゲイン調整は,ボリュームとは違い,音が歪む直前の最大出力を計測して,歪まない最大パワーを引き出す作業です。
ナビヘッドでできる調整は,クロスオーバー,タイムアライメント,イコライザーなどです。
聴感上であれこれやる前に,まずは教科書通りのセッティングをして,メモリーします。
HOT WIREDでは,グラフィックイコライザーのセッティングには、リアルタイムアナライザー(RTA)と言う機械を使用します。
運転席にマイクを立てて,調整専用のCDでピンクノイズを再生して,そのクルマの実際の周波数特性と現在の音の状態を計測します。
人間の可聴範囲と言われている,20Hzから20000Hz までを計測/調整します。
低音から高音まで,できるだけフラットに緩やかに減衰していく様な周波数特性を目指してセッティングします。
理想に近いのは,こんな感じ。
低音から高音までキレイに揃っています。
良くない例はこんな感じ。
調整しきれないシステムだと,がんばって調整しても,こんなカーブになってしまうことが稀にあります。
ギザギザに見えるのは,特定の周波数だけ強かったり,音が十分に出ていなかったりすることを意味しています。
ピークとディップと呼びます。
低音が多すぎても,高音が強すぎても,人間には不快な音になります。
サイバーナビのイコライザーの設定画面。
12バンドしかないので,あまり細かくはセッティングできませんが,できる限り理想に近づくように調整します。
実際のお客様の,最初の状態。
中低域の周波数帯に大きなディップがあります。
ドアのスピーカーがうまく鳴っていない状態と言えます。
イコライザーを、できるだけ調整した結果が,こんな感じ。
中低域の音の出ていない周波数帯域は、もっと出て欲しいのですが,これが限界。
8インチのウーハーの割には,低域がしっかりあります。
16khと20khの超高域が表示されていないので,超高音の音が出ていないこともわかります。
ツイーターの取付が純正のグリルの中なのが理由かも知れませんが,これが、「音のキラキラ感が無い」と感じる理由かも知れません。
できる限り調整をした結果,とても大きな音の変化を実感して頂き,音が良くなったと言って頂けましたので,
良かったです。(^^)
調整内容はプリントしてお渡ししましたので,この調整を一応の基準としてメモリーして頂き,オーナーの好みを考慮しながら再調整して行けば良いかと思います。
カーオーディオのサウンドセッティング、音調整,ゲイン調整、イコライザー調整、DSP、プロセッサーの音調整などはお気軽にホットワイヤードにご相談ください。
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