HELIX DSP PRO MKⅡ/DSP-ULTRA/DSP.3 などのプロセッサーのRCA出力電圧・ゲイン調整についての重要事項

名古屋のカーオーディオ専門店「HOT WIRED」では、他店にて取り付けのカーオーディオの
「サウンドセッティングのみのご依頼」も大歓迎です。

業者様からのご依頼も大歓迎です。

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HELIX DSP PRO MKⅡ/DSP-ULTRA/DSP.3 などのプロセッサーのRCA出力電圧・ゲイン調整についての重要事項:

DSP-ULTRA = RCA出力電圧:8V RMS
DSP PRO MKⅡ = RCA出力電圧:8V RMS
DSP.3 = RCA出力電圧:6V RMS

HELIXのDSPのRCA出力は、8Vなどのハイアウトプットを装備した大変優秀なプロセッサーである。

アンプへ入力する電圧は高いほど音質が良く、ノイズが少ないシステムを構築できる。
大元のソースが濃いほど、増幅しても音質が良いわけである。

が、しかし!

ノーマルの状態では、0.5Vくらいしか出力していないのです・・・。

大元のソースが薄くては、それをさらにアンプで増幅して引き伸ばした音質が良いわけがない。

 

ホットワイヤードでは、他店にて取り付けの
「カーオーディオのサウンドセッティングのみのご依頼」が非常に多いのですが、
驚くほど多くの人が、HELIXのDSPをロースペックのままで使っているので、今回少し詳しくご紹介することにしました。

HELIX DSP PRO P3 ULTRA MK2 出力切替 ゲイン調整 ラインアウト ハイレベル ローレベル 出力電圧 音調整 サウンドセッティング HOT WIRED ホットワイヤード 名古屋 カーオーディオ

HELIXのDSPを、フルスペックで出力させるためには、本体をバラして、基盤に装着されている、この秘密のスイッチを切り替える必要があるのです。

HELIX DSP PRO P3 ULTRA MK2 出力切替 ゲイン調整 ラインアウト ハイレベル ローレベル 出力電圧 音調整 サウンドセッティング HOT WIRED ホットワイヤード 名古屋 カーオーディオ HELIX DSP PRO P3 ULTRA MK2 出力切替 ゲイン調整 ラインアウト ハイレベル ローレベル 出力電圧 音調整 サウンドセッティング HOT WIRED ホットワイヤード 名古屋 カーオーディオ

 あなたのHELIX DSPの設定は大丈夫ですか?

出力電圧が実は0.5Vだった、なんてことになっていませんか?
せっかくの高級カーオーディオが台無しになっていますよ!
ぜひ一度正しく電圧測定/確認して、パワーアンプを含めて、DSPもヘッドユニットも、正しくゲイン合わせをやり直してください。

耳から鱗の音質にびっくりすると思います。

ホットワイヤードでは、他店にて取り付けのカーオーディオの音調整だけの依頼も大歓迎です。

DSP デジタルシグナルプロセッサーのサウンドセッティング一式:35000円(税別)

パワーアンプのゲイン調整基本料金:15000円(税別)+ 7000円/1箇所

カーオーディオのサウンドセッティングのご予約は、メールにて承っております。
information@hotwired.co.jp

 

 

カーオーディオの音調整・サウンドセッティングを動画でご紹介 
HOT WIRED CHANNEL
https://www.youtube.com/watch?v=mXPIBTE8gTo&list=PLHF3uLgU2M1eFn1i-CS_IY79k_44LeQ78 

 

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EMMA JAPAN FINAL 2018/ACG FINAL 2018 in お台場 サウンドコンテストのリザルトと優勝車両のご紹介

2018年11月25日、お台場にて、EMMA JAPAN FINAL 2018が開催されました。

日本では唯一の、国際標準の世界共通ルールで審査する、ハイエンドカーオーディオのコンテストです。

余談ですが、バイク用のプロテクターやヘルメットもCE規格というヨーロッパの規格が最も信頼できる世界基準の安全規格として認知されています。(SG規格じゃ死にますよ(笑))
バイクや自動車などの工業製品の安全基準や自動車の排ガス/環境基準も、ヨーロッパの規格がもっとも厳格かつハイスペックな性能を要求する規格として事実上の世界標準になっていて、日本はヨーロッパからそれらの規格を押し付けられる形で渋々基準を上げている感じですね。日本製のバイクは、ヨーロッパの規格をパスできないために2016-2018年で生産中止になった人気車種がたくさんあります。(セローやSRなど)

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EMMAのカテゴリーは、エントリー、スキル、マスター、エキスパートの4クラス。

ホットワイヤードのお客様からは、2台がエントリーしていただきました。

SKILLの金額無制限クラスに、シトロエン C4 と、MASTERの金額無制限クラスに、プリウスPHV。

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ずらりと並んだトロフィー。(^^)

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すっ飛ばしていきなり結果発表。

シトロエン C4 が優勝しました。(^^)

先週やっと音が出た、できたてほやほやのプリウスは、惜しくも2位でした。(^^)
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EMMA JAPAN 2018, SKILL CLASS 優勝車両のシトロエンC4と、優勝トロフィーを手に、夕日のお台場、フジテレビをバックに黄昏れるオーナー様。(^^)

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実はこのシトロエンは、純正CDデッキ+iPhoneをソースユニットにしています。

ホットワイヤードが得意の、純正ナビ+DSPで高音質を実現するカーオーディオです。

しかもiPhone5SE とか言う古いiPhoneに、EMMAのコンテスト用CD音源を入れて、金額無制限クラスの高級カーオーディオ搭載車両に挑みました。(^^)

正しく調整されたDSPは、正しいイメージングや定位、正しいスペクトラムバランス、音の正確性をハイレベルに再生する事が出来き、結果的に高音質なカーオーディオを実現できる事を見事に証明した形になりました。

高級機器を取り付けるだけでは正しい音は出てこないのです。

シトロエン純正CDプレーヤー+iPhone

 

「良い音のカーオーディオ」 の定義は、「正しい音を再生できるカーオーディオ」なのです。

高級オーディオ機器そのものの音質を競っているのではなく、また、誰か特定の人物の好みに合わせる事を競う訳でもなく、

EMMA や IASCA の世界基準の音質コンテストでは、高音/中音/低音/重低音が正しく再生できるかはもちろんの事、ステージの高さ、幅、奥行き、楽器やボーカルの位置関係などが正しく再生できるかどうかを客観的に採点して行きます。

料理で例えれば、高級食材そのものの味を競っているのではなく、
正しく調理された料理の味と出来栄えを競っているのです。

 

 

こちらのシトロエン C4は、2019年最初の「カーオーディオマガジン」で大きく紹介される予定です。

カーオーディオマガジンは、1月30日発売です!

 

 

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MERCURY CAR AUDIO 8インチパワードウーハー 入荷しました。

MERCURY CAR AUDIO 8インチパワードウーハー。

MCR-805:65000円(税別)

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8inch Powered Woofer + 3 Drivers

本格的な低音再生が可能な唯一のパワードウーハー、MERCURY MCR-805

場所をとらないで取付けできるアンプ内蔵ウーハーです。

8インチのスクエアウーハーと言う、めずらしいパワードウーハーですが、できるだけ設置面積いっぱいにウーハーのコーン面積をとれる事と、パッシブラジエーターと呼ばれるユニットを2台も内蔵していて、合計で3台のウーハーユニットでドライブする為、8インチとは思えない、ディーブかつスピード感のある重低音を再生できます。

だから、3DRIVERS と書いてあるのです。

 

大きさの比較の為にペットボトルを並べてみました。

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クロスオーバー内蔵、ハイレベル入力対応、リモコン付属、省電力。th_IMG_2656

薄型設計で、小さいですが、ずっしり重いのが重低音の証拠です。

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欠品つづきのMCR-805 がやっと入荷しました。

助手席足元やシート下などに省スペースでウーハーを設置したい場合には、ベストチョイスです。

 

 

 

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2014 EMMA ASIA JAPAN ROUND 国際ハイエンドカーオーディオコンテスト European Mobile Media Association (EMMA)

2014 ACG FINAL,

IASCA JAPAN,

EMMA ASIA JAPAN ROUND

 

2014.11.16 富士スピードウェーにて,日本最大のカスタムカーのイベント,2014 ACG FINAL が開催されました。

ACGについての詳しくはこちら! https://www.facebook.com/AudioCarGallery

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そして,毎年このACGのFINALと同時開催で,カーオーディオの国際的コンテストである,EMMA IASCA が開催されます。

今年は、日本も,EMMA ASIA と言う,アジア圏全体での順位を競う,アジア選手権みたいなヤツに参加する事になりました。

そこで,去年のEMMA JAPAN FINAL 2013 で優勝した,HOT WIREDのデモカーのBMW 318i は,EMMA ASIA に参戦する事になりました。

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日本でチャンピオンになったので,次は東洋のチャンピオンを目指す,まるでボクシングの選手みたいですが・・・。(笑)

エントリーしているクラスは,去年と同じ,マスタークラスの金額無制限クラスです。
どうやら,参加台数が一番多く,もっとも厳しい戦いになるようです。

BMWの詳細は,こちら!

 

 

 

こちらが,外国人の審査員の皆さんと,参加者の記念撮影。th_IMG_0441 

EMMA ASIA の審査方法は,いつもとは違って,経験豊富な外国人のジャッジによって行なわれます。

同じジャッジとスタッフが,世界中の国を回って,同じクラスのクルマをジャッジして,できるだけ正確に順位を決める為にこのような大掛かりな事しています。th_IMG_0450

  

HOT WIREDは、タイのカーオーディオブランド,MERCURY CAR AUDIO のスポンサードを受けてオーディオカーを製作し,EMMA に参戦していますので,今年も,MERCURY の本社から,カーオーディオのワールドチャンピオンである,Mr.PONG が応援に駆けつけてくれました。

超多忙の中,コンテストに参加するHOT WIRED 製作車両のサウンドセッティングやアドバイスの為だけに,HOT WIREDへ2泊3日で弾丸で来てくれました。
(コンテスト前のながーい数日の模様はまた別のブログで書きます。)

感謝です。m(__)m

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EMMA
EUROPEAN MOBILE MEDIA ASSOSIATION
の公式スポンサー企業。

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EMMAの公用語は英語と決められていますので,ジャッジとの会話は,すべて英語になります。

クルマの見えない部分の取付写真や説目をまとめた,アピールブックを呼ばれるものも、英語で作っていく必要があります。

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EMMAの取付審査は、かっこよさや奇抜さを競っているわけではありません。
安全性や保護にはかなり厳しくて、細かいダメ出しばかりされて,ちょっとへこみます・・・。

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日本では満点をもらえたインパネのカスタムですが,世界基準だと1ポイントしかもらえませんでした・・・。(泣)
どう改造しろってんだよ・・・。

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取付審査(インストレーション)

の次は,音質審査に入ります。

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音質審査も,普段とは違って,2名のジャッジによって審査されます。

つまり,二人が2回審査して,協議した上で,点数を決める,というやり方で,より公平かつ正確に審査するやり方です。

マスタークラスのサウンドのジャッジは,ロシア人とノルウェー人の二名。

日本では,右ハンドル,左ハンドルのクルマが混在していますが,世界のほとんどの国は左ハンドルで,左側の席に座っての審査しかやった事がないジャッジがほとんどなのです。

ヨーロッパのジャッジは,右ハンドルのクルマのジャッジには慣れていないので,かなり戸惑っているのは確かでした。

 

 

 

 

ながーい、途中経過は省略して,

とりあえずコンテスト終了。

もう真っ暗。

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ところがなんと,EMMA ASIA にエントリーの車両の結果は今日は発表されないと!

アジア全体でのコンテストなので,2日後にセブ島,次はマニラ,その後タイペイ,ジャカルタ,シンガポール、中国,クアラルンプールなどのアジア各国を回って,来月最後のバンコクでコンテスト終了とともにアジア全体での順位の発表と盛大な表彰式が行なわれるそうです。

どうやら日本が最初のラウンドだったようです。

しかもぼくのクルマが最初の一台目・・・。

大抵一番最初のクルマは圧倒的に不利である。

まあ,しょうがない。

 

厳しい結果になる事が予想されますが,ものスゴくハイレベルなアジア諸国のカーオーディオコンテストの中で,HOT WIREDのデモカーの順位が何位になるのか,大変興味深いです。

 

2015 ACG FINAL, EMMA ,IASCA の各コンテストにエントリーして頂いた,HOT WIREDのお客様。

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狙っているわけではないのですが,毎回,HOT WIREDのお客様者車両は、統一性のなさが自慢です。

軽自動車からHUMMER まで,モーターサイクルからガールズクラスまで,見事にみんなバラバラ。

クルマの種類も,カスタムみんな個性的なのです。(^^)

 

その他の画像は、後日アップします!

 

 

イベント関係のフォトギャラリー

https://onedrive.live.com/?cid=37eee5719ba2f295

HOT WIRED製作車両のフォトギャラリー
https://plus.google.com/photos/113559792766274725716/albums

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EMMA JAPAN

大変遅くなってしまいましたが,2013年度より,正式にEMMA JAPANがスタートし,6月に,EMMA JAPANのジャッジセミナーが開催されましたので,EMMA JAPANについてレポートしたいと思います。

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まだ日本では,「EMMA ってなに?」 と言う方の方が多いと思いますので,まずは,EMMAの説明から。

EMMAとは,EUROPEAN MOBILE MEDIA ASSOCIATION の略で,ヨーロッパが発祥の,カーオーディオのコンペティション(競技会)のことです。

要するに,カスタムカーオーディオのコンテストです。

ヨーロッパを中心に盛り上がっているコンペなのですが,今では,極東ロシアや東南アジアでも盛り上がっており,その影響が日本にも届いてきて,EMMA JAPAN のスターとなったわけです。

http://jcaca.or.jp/emma

 

じゃあ,「カーオーディオのコンテストって,なにをどうやってやるの?」と,言うことなのですが,

EMMAは,現在日本で行なわれている、メーカーやショップ主催のイベントコンテストとはまったく違う次元のハイレベルなコンテストで,競技専用に録音された競技用のCDを使用して,経験を積み訓練を受けたジャッジが,細かく決められた国際的なルールブックに従って客観的に審査をして,順位を決めると言うものです。

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審査する内容は,大きく分けて2つ。

サウンドとインストレーション。つまり,音質と取付です。

 

カーオーディオのコンテストですので,音質を競うのは当たり前ですね。
では,どうやって音の善し悪しを決めるのか?

これは永遠の課題ですが,

EMMAの場合は,ジャッジの好みで決めるわけではありません。(笑)

音質も取付も,それぞれ細かく項目が分かれており,それぞれの項目に対して,そのクルマのサウンドシステムがどのレベルにあるか,どのくらい理想に近いのかを,ルールブックの採点表に従って、客観的に判断して採点していきます。

項目はたくさんあるのですが,例えば,

イメージングのポジション(音像の位置,とでも訳すのかな?)

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音の出てくる位置をダッシュボード上に5カ所設定して,中心から聞こえるべき音がいかに完璧に中心から聞こえてくるか,左右はどうか,その中間はどうか?
と言う具合に一カ所ずつ、審査していきます。

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こちらは,サウンドステージの奥行きの審査と,そのポイント。th_IMG_6692

 同じように,サウンドステージの幅,高さなども審査していきます。

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幅については,クルマの幅を基準に,それより狭いか広いかで得点を付けます。
当然広いと高得点で,狭いと得点は低くなります。

高さについては,クルマのダッシュボードの高さにすべてのサウンドが揃っているのが理想とされており,高すぎても,低すぎても減点となります。

 

もちろん,この様な物理的な基準だけではなく,音の質の審査も細かく設定されています。

例えば、サブベース(低音)、ミッドベース(中低音),ミッドレンジ(中音)、ハイ(高音)と言う具合に,音を4種類に分解して,それぞれの音域ついて,別々に聞き分けて,個別に審査をします。

以下の写真は,スコアシートと言って,審査する時にジャッジが得点を書き込む専用の用紙です。

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 これは審査項目のほんの一部ですが,

このように,音質に関しも,非常に客観的な基準と厳密なルールに則って審査をしますので,正しい知識を持って経験を積んだジャッジが審査をすれば,ほぼ同じ結論が出るのです。

EMMAの理想としているサウンドシステムとは,できるだけ原音に近い音を正確に再生できて,録音された場所の大きさや,それぞれの楽器の位置,できれば歌っている人物の雰囲気や,録音スタジオの壁を反射してくる音までリアルに表現できるシステムを目指しています。

では,なぜCDを聞いてそこまで判断できるのか? と言いますと,EMMAの審査用CDは,いつどこで誰が,どのように録音したのかが記載されていますので,本来の楽器の音,スタジオ内の楽器と位置も正確にわかっているのです。

例えば,こんな感じです。

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 スタジオに,2本のマイクを立てて録音されています。

 

現代のいわゆるポップミュージックのほとんどが,そもそも楽器も存在しないので,原音もありませんし,別々に録音して、MACの中で編集されていますので,楽器の位置などわかるはずがないのですね。

 

そして,もうひとつの重要な審査項目が,インストレーション(取付)です。

カーオーディオは,販売されている商品は未完成の状態であり,クルマに取り付けられて初めて機能する,ちょっと特殊な商品なのです。
(通販で商品を買うだけでは音が出ないんですよね(笑))

なので、カーオーディオでは,取付が非常に重要なのです。

同じ部品を取り付けても,取り付け方によって,出てくる音がまったく違ってくるのです。

そこで,インストレーションを審査するのですが,主に,正しく確実に取り付けられているかどうかの安全性や,キレイかどうか? 操作しやすいか? カッコいいか? 創意工夫が込められて作られているか? などが審査項目になっています。

中でも,安全性は,一般公道を走行する自動車と言う環境においては非常に重要な要素であり,EMMAの審査項目でも特に重要視されています。

また,カッコ良く取り付けられているか? 難易度の高いカスタムがされているか?などのクラフトマンシップについても得点対象となります。

 

例えば,オーディオシステムの操作に関する表示部分は,グレーの部分にあるのが理想的と考えられています。
画像は左ハンドルですが,右でも同じことです。
要するに,サウンドシステムの「表示部分」が,安全に見やすいかどうかと言うことです。

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同じように,オーディオシステムの「操作部」が安全に操作しやすい位置にあるかどうかの審査項目です。

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こちらがスコアシート。

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例えばケーブル関係。

電源ケーブル等は,そのシステムに適切な太さと適切なヒューズの値が決められており,適切な装着が必要ですし,すべてのケーブルは,金属との接触やショートの危険から保護されている必要があります。

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見えない部分の取付に関しては,写真を提出する必要があります。

審査項目や基準は,他にもたくさんありここではすべてを説目できませんので,詳しくは,EMMAのヘッドジャッジがいるプロショップに行って根掘り葉掘り聞いてみてください。(笑)

 

それと,このEMMAのCDが絶対に必要です。
コンテストに参加しない方でも,リファレンスとして非常に良いCDですので,一枚持っていると良いと思います。

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しかし,実はホットワイヤードとしては,コンテストで入賞することや、コンテストで好成績を収めるクルマ作りがすべてだとは考えていません。

カーオーディオで、クルマを止めて,目を閉じて,クラシック音楽を聴いている人は少ないと思いますし,好きな音楽がなんであれ,究極の目標はオーナーの好みの音を再生するのが一番の目的です。

だからこそ,与えられた基準を高い次元で実現できるサウンドシステムを構築できないと,オーナーの好みも実現できないわけです。

ですから,我々にとってはその為の,訓練の場であり,お客様と一緒に楽しみながら参加できる楽しいイベントのひとつだと考えています。

 

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では,続いて,EMMA JAPANのジャッジについてリポートしたいと思います。

EMMA JAPANをスタートされるにあたり,EMMA JAPANの主催者である,JCACA(日本カーオーディオ競技協会)が、シンガポールから,国際的なEMMAのヘッドジャッジの3名に日本まで来て頂き,コンテストで審査をすることができる、日本版のヘッドジャッジを養成する為のセミナーが開催されました。

私は,英語の通訳をするのと同時に,他の4人の皆さんと一緒に訓練を受けて,ヘッドジャッジの資格を取得しました。

現在日本には,EMMAのヘッドジャッジが7名います。 
5名はカーオーディオプロショップの社長で,2名はJCACAのスタッフです。

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EMMAのルールは,国際基準ですので,すべて英語を標準言語とするように決められています。

ですから,私が代表して,ルールブックも読み,講師の説明をきいて,それを理解した上で、他のヘッドジャッジの皆さんに説明すると言う,2重3重に荷の重い事態になってしまいました。(^_^;)

セミナーの様子はこんな感じ。
既にみんなぐったり疲れています・・・。(笑)

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しかし,その労力はもちろん無駄ではなく,私個人のスキルアップにもとても良い勉強になりました。

なんと言っても,他の4人のヘッドジャッジは全員、日本を代表する超有名カーオーディオプロショップの社長さん達であり,経験豊富な日本のカーオーディオ業界の魔法使いの様な人たちです。(^^)

その様な方々に色々教えてもらいながらの勉強会はなかなかできることではないので,貴重な時間なのです。

加えて,海外のヘッドジャッジは,例えるならカーオーディオ業界のジェダイマスターの様なもので,日本のそれとは次元の違う知識と経験と技術を有しています。

その様な方々から直接,知識や技術を伝授してもらえるのはとても貴重なノウハウになります。

と、言うわけで,カーオーディオ版,ブートキャンプが終わり,ヘッドジャッジの資格を頂き,ヘッドジャッジ専用のユニフォームが支給されました。(^^)

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そして,EMMAヘッドジャッジ養成のブードキャンプが終わった次の日は,コンテストに参加したい一般の方々(エントラント)向けのセミナーが開催されました。

みんなで会場の準備。

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ここでも,私は通訳として参加させて頂いたのですが,結果的にほとんど私が説明する状態になってしまいました。(^_^;)
(皆さん真剣、鋭い質問に海外の講師が間違えても,僕が攻められるので非常にツライのです・・・)

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で,さらに続いて,次の日,EMMA JAPANのジャッジになりたい方々の為のジャッジセミナーが開催されました。

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ここでは,私は主にインストレーション(取付)の審査のやり方を皆さんに説明する担当になり,EMMA JAPANでの取付審査の仕方を,合計6つのグループに分かれたジャッジ候補の皆さんに説明させて頂きました。

取付審査のやり方,確認するポイント,ボーナスポイントの付け方,注意点,採点のやり方,やってはいけないこと,こんな場合はどうするの? 
みたいな質疑応答もするわけですが、実車を使って,私が通訳しながら海外の講師とひととおり取付審査のやり方を説明して,それからもう一度わたしが日本語で説明しましたので,一日に同じ説明を12回も連続で繰り返しました。

皆さんほとんど業界関係者ですので,質問もハイレベル、中にはほとんどへ理屈に近い質問をしてくる方も・・・。(^_^;)
でもそれらに対して,合理的な解答を提示するのがヘッドジャッジの仕事。

久しぶりに声がかれるまでしゃべりました・・・。

普段無口なので,たぶん3年分くらいしゃべったと思います・・・。

おかげさまで,EMMAのコンペの取付審査に関しては,日本一詳しい自信があります。(^^)

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そして,他の4人のヘッドジャッジはと言うと,主にサウンド審査を担当し,それぞれ実際にクルマに乗って,ジャッジ候補の全員一人一人にサウンド審査のやり方,聞き分け方,聴くポイント,採点のやり方などを説明, 一日中働きっぱなし・・・。

皆様お疲れさまでした。

 

こうして,我々ヘッドジャッジと海外講師は,一日中立ちっぱなし,働きっぱなしの怒濤の3日間が終わり,7名のヘッドジャッジと,業界関係者含め40数名のジャッジが誕生しました。

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そして,EMMA JAPANの懇親会へ・・・。

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 イヤー,我ながらほんとに良く働きました・・・。 
でも実はまだIASCAがあるんですよね・・・。 その話はまた別の機会に・・・。

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シンガポールからの,EMMAのヘッドジャッジの3名には本当に感謝しています。
色々なノウハウやスペシャルな技を教えて頂きました。(^^)
ありがとうございました。
次はシンガポールのEMMAでお会いできる日を楽しみにしています。
 

ルールブックは、もちろん日本語版がありますので,是非ダウンロードして見てください。

ルールブックを見てもなかなかわかりにくいと思いますので,詳しく知りたい方は,ヘッドジャッジのいるプロショップにご相談ください。

EMMAのカーオーディオコンテストに参加をご希望の方は、HOT WIRED にお気軽にご相談ください。(^^)

ルールブックの日本語版製作にも協力させて頂きました。(^_^;)

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ルールの日本語訳と言うのが,実は想像以上に大変な作業で,専門用語ばかりなので,クルマやオーディオのことを知らない通訳の人が訳すと,意味不明の日本語になってしまうのです。(^_^;)

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残念ながら,日本のカーオーディオ(音楽に関すものすべて?)と言うのは,いまだに日本人が思っているよりも遥かにレベルが低く,アメリカやヨーロッパには元々遅れていますが,今やアジアの新興国にも既に追い越されています。
(国民一人当たりのGDPもとっくに追い越されていますので,当たり前と言えば当たり前なのですが・・・)

どんなにハイスペックになった高級な日本車でも,ヨーロッパのクルマにある、あの「駆け抜ける喜び」がまったく感じられないのは,何か共通して「欠けているなにか」がある様な気がします。

 がんばれニッポン・・・。

 

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